2010年4月 見学会:高力ボルト製造工場見学
<第11回岐阜建築鉄骨技術交流会>
高力ボルトと自動車部品を製造している「住金精圧品工業㈱本社工場」を見学しました。
高力ボルトは、JIS六角ボルト、トルシア形ボルト、トルシア形超強力ボルト(USSB F14T)、亜鉛めっきボルトを製造しています。搬入された鋼棒コイルから製品の箱詰めまでが一貫して行われる様子を。
また、別棟試験場にて、高力ボルトのすべり耐力試験、軸力検査のようすを見せていただきました。
高力ボルトについての説明と質疑応答
・導入張力検査は2007JASS6から不要となっている。ただし適正な状態での保管が行われた場合に限る。
・現場で使う軸力計は扱えるサイズが限られているので、使用するサイズのボルトは測定できない場合がある。そのときは同工場で同時期に作られたボルトの値で代用することになる。当工場に持ち込めば試験は可能。
・亜鉛めっきボルトは軸力計では試験できない。
・座金が回っていない(共回り現象)がおきていないことを確認するため、トルシアボルトでもマーキングは必要。当社では座金に溝を付けて供回りが起きにくい製品を開発している。
・取り付け時には座金の裏表に注意。面取りで区別する。
・摩擦面処理は、JASS6ではブラストのみも認められているが、摩擦力を出すためには、ブラストだけでなく錆を出したほうがよい。
・超高力ボルト(USSB)は在庫にばらつきあるので、事前に連絡してほしい。
Q:ボルトに油が付いているのは?
A:トルク値を安定させるために付けてある。油の量はメーカーによってそれぞれ工夫している。
Q:焼入れは水槽に落としているだけだが水の温度で品質にばらつきがでないか?
A:条件を変えて試験をしているが、通常の条件内では、ばらつきはみられない。
Q:当社に持ち込んで試験をした場合の試験費はどれぐらい?
A:すべり耐力試験 1万円/回、亜鉛めっきは2万円/回。普通3回試験するので3~6万円。
Q:どの程度の雨降りなら施工を中止すべき?鉄骨が濡れているといけない?
A:鉄骨でなく、ボルトが濡れると軸力が余計に入ってしまう。原則として雨降り時には本施工はやめるべき。








































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